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■ 国立武蔵病院

小平市小川東町4-1-1  TEL042-341-2711  FAX042-344-6745
設立年:1940年
精神病床数:医療法許可病床700床(総病床数950床)
 開放病棟:2棟106床  閉鎖病棟:12棟594床  保護室36床
 ※実際に運用可能な精神病床数:9棟421床
 専門病棟:老人精神病棟 1棟37床  アルコール病棟 1棟48床
 作業療法、デイケア、ナイトケア実施



<訪問した私たちのコメント>
 広い敷地の中に建ち並ぶ神経研究所部門の最新の研究施設は、高度な専門医療、先駆的な研究を行っているという、ナショナルセンターというものを垣間見た感じであった。
 が、それとは対照的に、我々が見学した精神科病棟の建物は、旧態然としたつくりのままで(内部はリフォームされてはいたが)、この落差が、わが国の医療政策の現状、これからの方向性を物語っているのかと思うと、非常にやりきれない気持ちになった。
 退院促進に関しては、国立病院として困難なケースを任せられることが多いとのことだが、病院全体で取り組み、20年以上の入院者の数をこの5年間で3分の1に減少させているなどの積極的な動きは評価したい。
 今後、精神・神経センター内の国府台病院との関係はどうなるのか、もうすぐ開棟する司法病棟はどうなっていくのか、国立の精神科病院としてどのような方向に進んでいくのか。我々も注視していきたい。

<病院からのアピール>
・わが国唯一の国立精神神経センターであり高度専門医療に取り組んでいる。 
・外来には数多くの専門外来がある。代表的なものは下記の通り。
  a)物忘れ外来
  b)アルコール・薬物
  c)てんかん
  d)児童精神
  e)認知療法
  f)治験
・専門病棟での専門的医療を行う
 専門病棟には脳器質疾患病棟、てんかん病棟、急性期(閉鎖)病棟、急性期(開放)病棟、社会復帰病棟などがある。
・充実したリハビリテーション施設
 院内に入院患者様、通院患者様を対象とする作業療法、通院患者様対応のデイケア、ナイトケアが開設されており、バラエティーに富んだプログラムが用意されている。
・高度の脳画像診断技術、PET(ポジトロンCT)、MRI(核磁気共鳴装置)、CT(]線CT)、SPECT、MEG(脳磁図)等を駆使した診断が可能。


☆詳しくは、本をお買い求め下さい。
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